頭痛のツボ療法
	休み明け、なんだか 頭がスッキリしないあなたに 効果抜群のツボ押し&ストレッチ

By　村山哲郎（戸塚針灸院）　協力/ナウ・ノンストップ（二宮美由紀、イラスト：小崎勇治）
情報誌ウエインズ５１号より転載

疲れたり2日酔いなどでおこる,やっかいな頭痛。春から夏にかけては、気温の上昇につれて体温も上昇し血管も拡張しますので頭痛がおきやすくなる傾向があります。あちこちに移動する痛みでとくにズキンズキンと心臓の拍動と一致して感じる「片頭痛」は、女性に多く遺伝的要素も強いとされています。さっそくツボ押し&食べ物で頭痛を緩和してスッキリと過ごしましょう。

少陽胆経という経絡が走行している側頭部は、片頭痛などの痛みが非常に出やすい場所です。胆経の兄弟、表裏の関係になるのは肝経という経絡で、東洋医学で言う「肝」は自律神経の働きに深く関わっています。ストレスや女性の生理の問題とも密接な関係があり、筋肉の緊張やコリがつくる緊張性頭痛にも効果があります。また鼻や眼の疾患からくる事が多い前頭部の痛みは、足の陽明胃経という経絡が関係しています。二日酔いの時も効果があります。

片頭痛（側頭部）のツボ
竅陰(きょういん)	足の第4指外側の爪の生え際 より2mm位のところ
臨泣(りんきゅう)	足の第4・5中足骨の間の 足首寄りのところ
大敦(だいとん)	足の第1指外側で爪の生え際 から2mm位のところ
前頭部痛のツボ
�児[(れいだ)	足の第2指外側ゆ爪の生え際 の角より2r�o位のところ
隠白(いんばく)	足の第1指内側の爪の生え際 の角より2mm位のところ

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頭の付け根を親指でしっかりと押さえ
頭をうしろに倒します。
これは自律神経の中枢、視床下部に近いので、
脳や内耳の血液改善、自律神経の調整にとても
大切なツボを刺激しながらのストレッチです。

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